画像処理「いちご受粉ロボットの開発」
アインシュタインが温暖化が進むとミツバチがいなくなり、植物の受粉が出来なくなり、人類が滅亡すると予言したと言ううわさが流れました。 最近の温暖化でいちごハウスのミツバチが活動しなくなり収量が減ったという事態になっています。 一般にトマトはホルモン剤の噴射で受粉しますがいちごはミツバチやハエを使っているようです。 本研究ではロボットによる受粉を考えました。受粉が終わっているかどうかを深層学習による物体検出を行い、まだの花を綿棒で受粉をさせようというものです。
しかし花が咲いたから受粉するというものではなく、咲いてから少しおいて花粉が飛び始めます。時差により他の株からの花粉を優先するためだと言うことです。
花粉が飛び始めた花を捜す必要があります。
良く見ていると風で飛んでいるのがわかりました。当たり前ですが風でも受粉できます。苦労してロボットを作るまでもなく扇風機による受粉に変更し、「さちのか」という品種では成功しました。
病気や害虫対策には「よつぼし」が良いとのお話があり、よつぼしで本格栽培を始めました。ところが奇形ばかりで均一に受粉してくれません。 柄が長く空気の流れが比較的均一であることが原因のようです。乱流を起こすことで様々な方向から受粉するのが良いと考えています。 また品種の依存性の確認のため6種のいちごで実験中です。